大ヒット映画「ブラックパンサー」出演女優が6日に死去 南アフリカ出身、享年72

 女優コニー・チウメが亡くなった。72歳だった。マーベルの映画「ブラックパンサー」シリーズや、ビヨンセのミュージカル映画『ブラック・イズ・キング』などで知られるコニーが、6日、南アフリカのヨハネスブルグにあるガーデンシティ病院で医療処置を受けた後死去したことを遺族が発表している。

 遺族はインスタグラムにこう綴っている。「国際的に高く評価され、数々の賞を受賞した女優、コニー・チウメの死去をお伝えすることを残念に思います。コニー・チウメ(72)は、本日2024年8月6日、ガーデンシティ病院で息を引き取りました」「私たち遺族は、この困難な時にプライバシーを尊重していただきますようお願いします。詳細につきましては改めてお伝えします」

 南アフリカのウェルコムで生まれたコニーは、1977年にミュージカル『ソラ・ソラ』のキャストに加わるためギリシャに渡るのを機に、当初受けていた看護師の研修を離れ、女優としてのキャリアをスタートさせた。

 その後、1989年のドラマ『インコム・エドラ・ヨドワ』など様々なテレビ番組に出演し、南アフリカで人気を博した。

 2000年の『ソウル・シティ』でNTVAアバンティ賞ドラマ部門主演女優賞、2009年の『ゾーン14』でSAFTAドラマ部門助演女優賞など、キャリアを通じて多くの賞を受賞した。

 コニーの訃報が報じられると、南アフリカ政府はコニーに敬意を表し、エンターテイメントへの「彼女の貢献に永遠に感謝します」と言い添えた。

 南アフリカ政府の公式Xアカウントにはこう書かれている。「数々の賞を受賞した伝説的な女優、コニー・チウメさんの家族、友人、同僚の方々に心からお悔やみを申し上げます。彼女の素晴らしい仕事はいつまでも記憶に残るでしょう」

 2018年に全世界で13億ドル(約1900億円)を超える興行収入を記録した『ブラックパンサー』に出演し、マイニング族の長老ザワバリを演じたコニーは以前、この超大作がこれほどヒットするとは思っていなかったとし、2022年に南アフリカのサンデー・タイムズにこう語っている。「私は現地に行き、やるべき役を与えられた。この人がアフリカ人で、国民に向けて演説しているのがわかった。アフリカの衣装を着て、セリフを覚えた。ベストを尽くしたわ」

 さらに4年後には続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にも出演したコニーは、2男2女の4人の子どもを残している。

 サンディさんは、セリーナが2015年に交際開始し、2017年に結婚した実業家のアレクシス・オハニアンのことを指していたようで、夫妻にはオリンピアちゃん(6歳)とアディラちゃん(11カ月)という2人の娘が誕生している。

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