J・K・ローリング 性別騒動の女子ボクサーからサイバーハラスメントで告訴 イーロン・マスクら著名人の名前も

 J・K・ローリングの名前が、パリオリンピックのボクシング女子アルジェリア代表のイマネ・ケリフ選手(25)が性別騒動をめぐりサイバーハラスメントを受けたとして提出した告訴状に含まれている。ケリフは、同大会で金メダルを獲得した後、ネット上に流れた誤った情報に基づき、自身の性別について発言したとして、映画「ハリー・ポッター」シリーズの原作者ローリングやイーロン・マスクを含む著名人を告訴した。

 ケリフの弁護士ナビル・ブディ氏は、「J・K・ローリングやイーロン・マスクなどの名前が挙がっています」とバラエティに語ったほか、ドナルド・トランプ前米大統領も含まれるとして「トランプはツイートしているので、彼が私たちの訴訟で名指しされているかどうかにかかわらず、起訴の一部として調査されるのは必至です」と明かした。

 女性として生まれ、女性であると自認するケリフは、「深刻なサイバーハラスメント行為」の被害に遭ったとしている。実際にはマスクが会長を務めるソーシャルメディア・プラットフォームXを告訴したもので、フランスの法律では、検察は「あらゆる人物に対して捜査できる自由度」を持つことになるという。「私たちが求めているのは、検察がこれらの人物だけでなく、必要と考える人物を調査することです。もし裁判になれば、彼らは法廷に立つことになります」とブディ氏は続ける。

 ケリフは金メダル獲得後、性別による出場資格をめぐる「攻撃」が自身の勝利に「特別な味」を与えたとした。

 また、2023年の世界選手権で失格処分を受けていたケリフは、「いじめ」の被害者であると主張、 「私はこの大会に参加する十分な資格があります。私は他の女性と同じ女性です」「私は女性として生まれ、女性として生きてきました。女性として競技しました。それを疑う余地はありません」と語った。

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