テイラー・スウィフト、テロ計画によるウィーン公演キャンセルに「とてつもない罪悪感」
テイラー・スウィフトが、オーストリアのウィーン公演のキャンセルに「とてつもない罪悪感」を感じているという。今月初めに同市のエルンスト・ハッペル・スタジアムで襲撃が計画されたことを受けて、3公演の中止を余儀なくされたテイラー、インスタグラムにその気持ちを綴っている。
「ジ・エラズ・ツアーのヨーロッパ公演が終わりました。これまでで最も情熱的な観客の前で演奏し、ショーに新たな伝統が生まれ、完全に新たな時代が追加されることとなりました。これまで以上に慌ただしいペースでしたし、回復と移動の間もほとんどなく、ショーをこなし、巨大なステージを制作しては解体、魔法をかけてくれたクルーや仲間のパフォーマーたちを誇りに思います」「彼らは私が知りうる最も感動的な人たちで、ジ・エラズ・ツアーに時間、エネルギー、専門知識を注ぎ込んでくれました」「ロンドンのステージを歩いて、ジェットコースターのような感情が生まれました」「ウィーンのコンサートのキャンセルは本当にショックでした。そのキャンセルの理由に私は新たな恐怖を覚え、多くの人々が公演に来る予定だったことで、とてつもない罪悪感でいっぱいになったのです。けど私たちは当局の人々のおかげで、コンサートを悲しみ命を悲しまずに済みました。団結してくれたファンの愛を目の当たりにして胸が熱くなる思いでした」
この辛い決断だったウィーン公演キャンセルを経ての、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの公演について、テイラーはこう振り返った。「ロンドンでのショーを見に来る50万人近い観客の皆を守るために、私のエネルギー全てを使わなければいけないと決意しました。チームと共に毎日スタジアムのスタッフやイギリス当局と手を取り合い、その目標を達成しようと懸命に働きました。彼らがしてくれたことに感謝を述べたいと思います。明確にしておきたいことがあります。私のショーに来てくれるファンの皆に危害を加える人たちを刺激する可能性がある場合、私は公の場で何も話すつもりはありません」「今回のような場合、沈黙とは実際には自制心を示すことです。そして自分が表現する時期を待ち続けるということです」「私の最優先事項はヨーロッパ・ツアーを無事に終了させるということでした。それができたことに大きな安堵を感じています」「ロンドンはまるで美しい夢の続きのようでした。ウェンブリー・スタジアムの5回全ての観客の皆さんが情熱、喜び、高揚感を爆発させていました。あのスタジアムのエネルギーは、毎晩9万2000人からの巨大なベアハグといった感じでした。私をあんな屈託のない平穏な場所に連れ戻してくれたのです」
そんなロンドン公演は6月から始まり、今月更に5公演が再開、20日の公演で同ツアーのヨーロッパ編が終了していた。ソロアーティストがウェンブリー・スタジアムで1回のツアーで8公演を開催したのは初となり、テイラーは新記録樹立にファンへ感謝の言葉を綴っていた。ちなみにこれまでの同会場での記録は1988年のマイケル・ジャクソンの「バッド・ツアー」の7公演となっていた。