世界的エンターテイナー死去 享年93歳 俳優としてグラミー賞など数々の受賞経験
ジェームズ・アール・ジョーンズが死去した。93歳だった。「スター・ウォーズ」シリーズでのダース・ベイダーの声や『ライオン・キング』のムファサの声、また『フィールド・オブ・ドリームス』の出演などで知られる俳優のジェームズが、9日、ニューヨーク州ダッチェス郡の自宅で亡くなったことをインディペンデント・アーティスト・グループの代理人がデットラインに発表した。
数々の象徴的な役柄で1969年と1987年にトニー賞、1977年にグラミー賞、1991年にエミー賞を受賞、また2011年にはアカデミー賞のガバナーズ賞における名誉賞も受賞し、EGOT(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞のオスカー、トニー賞の4つの賞を全て獲得した人物に与えられる称号)を達成した世界でも数少ないエンターテイナーであった。
1931年にミシシッピ州アルカブトラ生まれのジェームズは、『コナン・ザ・バーバリアン』で冷酷な将軍を演じたほか、エディ・マーフィのコメディ映画『星の王子 ニューヨークへ行く』、アクション映画の『レッド・オクトーバーを追え!』や『パトリオット・ゲーム』など数々の映画に出演、また、テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』に3回出演した。
近年では、2017年にブロードウェイで『ザ・ジン・ゲーム』に出演していた。
1968年に女優で歌手のジュリエンヌ・マリーと結婚し1972年に離婚、その後1978年に女優のセシリア・ハートと結婚、息子をもうけた。セシリアは2016年にがんで亡くなっている。