90歳マルチ女優が死去 数々の映画や舞台、司会者としても活躍 チャリティイベントも主催
『シンバッド七回目の航海』の女優のキャスリン・クロスビーが死去した。90歳だった。1977年にスペインでのゴルフ中に心臓発作で他界したビング・クロスビーの妻としても知られるキャスリンが、20日にカリフォルニア州ヒルズバラ内にある自宅で息を引き取ったことが翌21日に遺族の代理人によって明かされた。
そのキャリアにおいて『或る殺人』やアルフレッド・ヒッチコック監督作『裏窓』など、およそ20本の映画に出演、夫ビングの『メリー・オールド・クリスマス』にも頻繁に登場したほか、トーク番組『キャスリン・クロスビー・ショー』では司会を務めた。
ビングの死後、1996年のリバイバル版ブロードウェイ作『ステート・フェア』などいくつかの舞台にも出演、ノースカロライナ州バミューダ・ランでチャリティイベント、クロスビー・ナショナル・ゴルフ・トーナメントを主催した。
テキサス大学オースティン校卒業後、地元紙向けにハリウッドについてのコラムを執筆しながら女優としてのキャリアをスタートしたキャスリン、1953年に『ホワイト・クリスマス』の撮影現場でインタビューをしたことをきっかけにビングと出会い1957年に挙式した。