一世を風靡した子役→デザイナーに転身のラグジュアリー価格帯「秘密主義」ブランド 今回のショーも写真&SNS禁止

 一世を風靡した「フルハウス」で子役として人気を博すも、以降は表舞台から退いたメアリー=ケイト&アシュレーのオルセン姉妹が、再び自らが手掛けるブランド、ザ・ロウのパリ・ファッションウィークでのショーからカメラと携帯電話を禁止した。2006年に姉妹が設立した同レーベルは、常に秘密主義を貫いており、セレブリティを含む出席者たちは携帯電話に関する厳格なルールに従うことを求められたという。

 25日、ワシントン・ポスト紙のレイチェル・タシジアン・ワイズはXにこう書いている。「今年もまた、ザ・ロウは明日のショーに参加するゲストに対し、ソーシャルメディア上での画像やコンテンツの撮影・共有を控えるよう要請しています。(昨年それは非参加者を苛立たせましたが、私はとても粋だと思いました!)」

 ゲストには、ミドリのノートとブラックウィングの鉛筆が配布され、写真を撮る代わりに、観察したことをノートに書き留めるよう奨励されていたという。そしてショー終了後には、茶袋にクロワッサンやホワイトチョコレートがついたマドレーヌなどが入った「プチ・ランチ」が手渡されたそうだ。

 その風変わりなデザインと上質なアイテムで知られるザ・ロウだが、アシュリーは以前、質へのこだわりについて、「私たちは質の高いものを作り、質の高い生地を愛しているわ。それは私たちが最初からしてきたこと。自分たちがしていることの中で何が最高のものなのかを学び、それをどのように自分たちのビジネスに応用できるかを学ぶのが大好きなの」とフィナンシャル・タイムズ紙に語っていた。

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