カントリー歌手界のスター 性的暴行で告発される 本人は元メイクアップアーティストの主張を否定

 人気カントリー歌手ガース・ブルックス(62)が元メイクアップアーティストから、性的暴行を受けたとして告発された。カントリー・ミュージック界のスターのガースは3日、匿名女性(ジェーン・ロウ)からカリフォルニア州の裁判所に訴状を提出されることとなった。

 CNNによると訴状にはこう記されている。「普段、ブルックスのプライベートジェットには他の乗客もいたが、その時はロウさんとブルックスの2人だけだった」「ロサンゼルスのホテルに着くとロウさんは、ブルックスが寝室が一つのホテルのスイートを予約しており、自分に別の部屋がないことに信じられない思いだった」

 更に訴状によるとガースは、ロウさんに幾度となく自分の性器やお尻を見せつけ、セックスについて語り、性的妄想を吐露、目の前で定期的に服を着替え、露骨な携帯メールを送ってきたという。そしてある時はシャワーから出てきた直後のガースがロウさんの手を掴み、自分の性器に押し付けたそうだ。

 2005年から歌手のトリーシャ・イヤウッドと結婚中で、最初の妻サンディ・マールとの間には31歳、29歳、27歳の子供がいるガース、以前からロウさんの主張を否定しており、匿名男性(ジョン・ドウ)としての訴状を通じて疑惑の公表を阻止しようとしていたという。

 ガースの訴状には、「被告(ロウさん)はまともで思いやりのある人と評判の原告(ガース)に取返しのつかないダメージを与えることを十分に承知している」「捏造した訴訟を公にするという脅しを実行した場合、原告の家族への避けられないダメージ、キャリアと生活へのダメージが生じることも承知している」と記されている。

 今回ロウさんの弁護士はCNNに「ブルックスが行為の責任を問われることを確信しています」「依頼人の勇気に拍手を送ります。性犯罪者はアメリカの企業、ハリウッド、ラップやロックンロールの世界だけでなく、カントリー・ミュージックの世界にも存在するのです」と声明を提出、これを受けてガースは次の声明を発表している。「この2か月間、私は脅迫や嘘、そして何百万ドルもの小切手を書かなければ将来どうなるかという話に際限なく悩まされてきた。それはまるで自分の顔に装填された銃を振りかざされているようなものだった」「口止め料に多いも少ないも関係ない。それは私にはできない行為、人間が他人にしてはならない醜悪な行為だ。私たちは約1か月前にこの人物に対して、恐喝と名誉毀損だとして訴えを起こした。双方の家族を思い匿名で提訴した」

 「今夜は音楽を演奏したい。これからも善行を続けたい」としたガース、「真実を恐れてはいない」として、冤罪を晴らすと続けている。

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