人気ファッションモデル、アルコール依存症で苦しんだ過去を告白「気がつくとブラックアウト」

 エル・マクファーソン(60)は、母親となり「完璧」な暮らしを維持しようと奮闘する中、密にアルコール依存症と闘っていたという。

 新書『エル:ライフ,レッスンズ, アンド・ラーニング・トゥ・トラスト・ユアセルフ』では、元パートナーのアーパッド・ブッソンとの間に息子フリンとサイを授かった後、自分自身が「恐ろしい下降スパイラル」に陥っていたことを明かしている。

 長男フリンが赤ん坊の頃、病気がちだったことから飲酒が始まったそうで、「息子を寝かしつけた後、ウォッカを飲んでリラックスしていた」と説明する。

 また2000年のシドニー・オリンピックの閉会式に出演した際には、緊張を鎮めるためにシャンパンとウォッカを多量に飲み、方向感覚を失ってしまい、出番の合図を見過ごしてしまったという。

 さらに、次男サイが生まれた後、事態が悪化したと明かし「私はアーパッドと過ごす時間が大好きで、息子たちの母親でありながら、遊びや仕事のパートナーであることを彼に証明したかった。私は出かけては飲み、パーティーをしてはまた吐く。その繰り返しだった」「気がつくとブラックアウトを経験していた。誰かと話していても、自分が何を言っていたのか忘れてしまう。彼らは、私が続けるのを待っているかのように、訝しげに私を見ていた」と振り返る。

 そして幸せな家庭のイメージを保つために、問題を秘密にしていたという。「子どもたちを寝かしつけた後、お酒を飲むこともよくあった。一人で座ってウォッカをショットで飲み、それからやることのリストや家族への手紙を書いていた。家事をして、午後11時ごろまで音楽を聴き、それからベッドに入って気を失っていた」「みんなに整理整頓ができていると言われた。私はそれを本当に誇りに思っていた。酒を飲んでいたから、誰にも知られたくなかった。だから、家を必ずきれいに片付けるようにした。見た目にも気を使い、子供たちも完璧にした」

 エルは最終的にリハビリ施設に通い、アルコール依存症から抜け出すことができたものの、アーパッドとの関係は長続きせず、2005年に破局した。

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