「マルコムX」などで知られるベテラン俳優、アカデミー賞2度落選で心折れた過去明かす
デンゼル・ワシントンは、アカデミー賞を2度逃したことで辛くなり、投票を止めたことがあったという。1989年の『グローリー』で初のアカデミー賞となる助演男優賞したデンゼルだが、その後、『マルコムX』『ザ・ハリケーン』で主演男優賞にノミネートされた際には、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』のアル・パチーノと『アメリカン・ビューティー』のケヴィン・スペイシーにそれぞれ譲る結果となっていた。
エスクァイア誌にデンゼルはこう話す。「(妻の)ポーレッタがアカデミー賞作をすべて見ている時期があって、『そんなのどうでもいい。向こうが僕のことを気にしないんだから、僕だって気にしない。君は投票すればいい。でも僕は見ない』ってなった」「僕は諦めた。悔しがって、自分を憐れんでた」
しかし、その後2001年には『トレーニング・デイ』で主演男優賞に輝き、さらに『フライト』『フェンス』『ローマンという名の男 ー信念の行方ー』『マクベス』で4度のノミネートを受けている。