フージーズ、汚職スキャンダルで有罪のプラーズが脱退「もう終わりだ」 懲役20年の可能性も
プラーズがフージーズを脱退した。最近、バンドメイトのローリン・ヒルを、2023年のツアー短縮と今年の『ミスエデュケーション・アニバーサリー』コンサート・シリーズ中止をめぐる詐欺と契約違反で訴えていたプラーズは、フージーズでの活動は「終わった」としている。
ローリン、プラーズ、ワイクリフ・ジーンからなるフージーズだが、プラーズは現在、マレーシアの政府系ファンド「1MDB」から45億ドル(約6760億円)が略奪された汚職スキャンダルで10件の有罪判決を受け、量刑の判決待ちのため国際的な渡航を禁止されているプラーズ抜きでヨーロッパ・ツアーを行なう予定だ。プラーズは最大で懲役20年の量刑を言い渡される可能性がある。
今週発表されたバラエティのインタビューで、プラーズはフージーズについてこう語っている。「もう終わりだ」「彼らはヨーロッパに(ツアーに)行くんだ。それが現実だ」「そんなエネルギーを人に与えることはできない」
訴訟の中でプラーズは、ローリンが2023年のツアーの「準備、マーケティング、予算管理を著しく誤った」と非難し、「実際は自分自身のために大金を稼ごうとするベールに包まれた悪巧みだった」と主張、さらにローリンがツアーの「受託者義務違反と監査拒否」をし、「不必要で、おそらく架空の経費で肥大化し、赤字になるように設計された」予算を管理した後に、ツアー後半を 「突然」キャンセルしたとしている。
また、ローリンが出演料500万ドル(約7億5000万円)でコーチェラからオファーがあったものの、ノー・ダウトがヘッドライナーを務めることから「自尊心を傷つけられ」、メンバーと相談せずそれを断ったと非難している。
この訴訟に対し、ローリンの弁護士ハワード・キング氏は、「嘘と意図的な中傷が満載」だとコメントしている。