グラミー賞歌手 ハリウッドスタジオを71億円で購入へ 世界的歌手も収録で使用 人気テレビドラマ撮影の過去も
グラミー賞シンガーのジョン・メイヤーが、ザ・マペッツ・スタジオをジム・ヘンソン・カンパニーから4500万ドル(約71億円)で購入することで最終合意した。米シンガーソングライターのジョンと映画監督兼プロデューサーのマックGは、かつてチャーリー・チャップリンが本社を置いていたこともあるハリウッドにある同スタジオと最近になって交渉していたが話がまとまったという。
TMZによるとその土地の購入には以前、6000万ドル(約95億円)が必要とされていたそうだ。
ちなみに敷地内のレコーディングスタジオを以前に使用経験もあるジョンが、その他の施設を『ターミネーター4』の監督として知られるマックGが管理するそうで、現在同スタジオで働いているスタッフがそのまま残る予定なものの、2人はスタジオの名称を変更する意向だとされている。
ちなみにマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが作曲した、スーパーグループ「USAフォー・アフリカ」の『ウィー・アー・ザ・ワールド』は1985年に同スタジオ(旧称A&Mスタジオ)で録音されており、他にもグレタ・ガルボがスクリーンテストを行った場所とも言われている。
音楽とハリウッドの歴史において重要な位置を占める同スタジオだが、テレビドラマ『スーパーマン』『弁護士ペリー・メイスン』の撮影も行われており、1999年に人形劇の一団マペットを生み出した操り人形師でアニメーターのジム・ヘンソンが1250万ドル(約20億円)で購入したとされている。1990年に53歳で他界したジムだが、子供らがジム・ヘンソン・カンパニーを通じて本人の遺産を引き継いでいた。