『デューン 砂の惑星PART2』アカデミー作曲賞の候補に挙がらず監督落胆

 『デューン 砂の惑星PART2』がアカデミー作曲賞にノミネートされなかったことにドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は落胆しているという。2021年の前作『DUNE/デューン 砂の惑星』は同賞を受賞したものの、第97回目となる今年は同部門から外される結果となった。

 ヴィルヌーヴ監督は作曲家ハンス・ジマーの受賞がなくなったことについてウェブサイト「Slash Film」にこう語っている。「率直に言ってハンスを除外するというアカデミーの決定には断固反対だ」「天才という言葉はあまり使わないがハンスはそうだ」

 主催の映画芸術科学アカデミーは曲の80%が独自のものでなくてはいけないとルールを定め、『デューン 砂の惑星PART2』は前作の曲と類似しているという理由で候補に選ばなかったという。

 この条件にヴィルヌーヴ監督は、両作は「半分にカットされた1本の映画」であり1作目と2作目の間に音楽の「連続性」があるのは当然と主張、同シリーズの成功の多くがハンスの仕事によるものとした。「ハンスは第1日目から私のパートナーだった。最初の連絡を取ったアーティストがハンス・ジマーだった。彼が原作本を愛していることは知っていたし、このプロジェクトで私と仕事をしたいこともね。この映画が意味する基層を議論できる私の最も親しい味方だ」

 そんなヴィルヌーヴ監督は現在同シリーズ最終作となる3作目に取り組んでいるが、1969年に作家フランク・ハーバートが発表した原作本の映画化に関して、ワーナー・ブラザースはヴィルヌーブ監督の有無にかかわらず4作目を視野に入れているとされている。

 3部作の完結となる『Dune: Messiah』はティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、アニャ・テイラー=ジョイが再登場、ティモシー演じるポール・アトレイデスが既知の宇宙の皇帝として君臨して12年が経過し、自身の周りに作り上げた宗教カルトが制御不能に陥り始める様子を描く。

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