がん完治のバンドボーカル フェンシングの大会で入賞 過去には五輪代表選手団でトレーニング
ブルース・ディッキンソン(66)がフェンシングのトーナメントに入賞した。英ヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのボーカルを務めるブルース、先週末にフランスのファッシュ・トゥメニルで開催された大会「Circuit Europeen 2025」に出場、30人の参加者としのぎを削り13位となった。
1980年代にイギリスのオリンピック・フェンシング代表選手団でトレーニングを積んだブルース、最近タイムズ紙のインタビューで週に4回はフェンシングを練習していると明かしていた。
またスピード感のあるフルーレからエペに転向したそうで、「フランスで素晴らしいクラブを見つけたんだ。フェンサー全員が私を打ち負かすぐらいのね」「目標は彼らの75%のみが自分を打ち負かすまでに持っていきたいんだ」と続けた。
現在の妻リアナ・ドルチがフランス人であるブルースだが、飛行機の操縦も趣味としており、かつてパイロットとしてアストライオス航空に勤務、他にもロビンソンズ・ブルワリーで「Trooper」と呼ばれる独自のビールラインを持つ起業家としても知られている。
そんなブルースは2014年に咽頭がんと診断されるも約30回に及ぶ放射線治療と数週間の化学療法を経て翌年に完治、死に直面した後の人生観についてローリング・ストーン誌にこう語っていた。「毎日に本当に感謝している。毎日何かをやらなくてはいけない。意識的に何もしない日でも少なくとも何かを意識的にやる」「全米で一連のワンマンショーを開催した時に『人生は他のあらゆる選択よりも優れている』というTシャツを作った。私に生きるためのマントラがあるとしたらそれだ」
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