『わんぱくデニス』の名子役死去、73歳 数多い元子役の急死受け、自身の虐待経験も告白
米俳優ジェイ・ノースさんが死去した。73歳だった。1959年のドラマ『わんぱくデニス』でタイトルロールを演じ一躍有名となったジェイは、1980年代後半まで様々な役でスクリーンに出演し続けていたが、数年に渡ったがんの闘病生活の末、6日に帰らぬ人となったという。同ドラマでマーガレット役を演じたジーン・ラッセルに代わってフェイスブックでジェイの訃報が伝えられた。
『いじわるじいさん大追跡』や『原始家族フリントストーン』といったアニメ番組の声優も務めたジェイは、元子役の俳優たちが次々と自ら命を絶ったことを受けて1990年、自身も子役時代に受けた虐待についてセラピーを受け、ポール・ピーターソンが創設した元子役俳優支援団体に入会した。3年後、映画『わんぱくデニス』が公開された際、ジェイは自身が直面した困難について打ち明けていた。「彼のファンの多くが知っているように、彼はハリウッドで、そしてその後も困難な道を歩んできました...しかし、彼はそれで自らの人生を定義しませんでした。彼は山のように大きな心を持ち、友人を深く愛していました。彼は頻繁に私たちに電話をかけ、すべての会話を『心から愛している』で締めくくりました。そして私たちも心から彼を愛していました」と投稿は続いている。