人身売買&恐喝で裁判中の米人気ラッパー兼音楽プロデューサー 元恋人の歌手が法廷で証言へ 「被害者1」も実名で出廷予定
米人気ラッパーで音楽プロデューサーのショーン・‘ディディ’・コムズ被告の性的人身売買と恐喝の連邦裁判で、元恋人である歌手のキャシー・ベンチュラが自身の名前で証言するという。5月5日にニューヨークで始まる同裁判で、出廷予定の被害者とされる4人のうちの1人であるキャシーは、当初裁判所の書類では「被害者1」となっていたが、匿名で証言するわけではないようだ。
ディディは、恐喝、性的人身売買を含む5つの罪に問われているが、すべての罪に対して無罪を主張しており、不正行為を否認している。
2007年から2018年までディディと交際していたキャシーは、2023年11月、複数の虐待を理由にディディに対して民事訴訟を起こしたものの翌日に法廷外で和解に達していたが、この動きをきっかけに、ディディは女性と男性の両方から性的暴行の告発を含む多くの民事訴訟を起こされている。ディディは自宅など3か所でFBIの家宅捜査を受け、9月16日に逮捕された後、現在はブルックリンのメトロポリタン拘置所に拘留されている。
CNNは昨年5月、ディディがキャシーに暴行する姿を捉えたロサンゼルスのホテルの防犯カメラ映像を公開していた。