最近のニュースで一番気になることは豊洲市場の盛り土問題ですね。小池百合子さん、都知事選で当選したらリオ五輪に行って、帰ってきて豊洲の問題をやられて。ほんと、すごいパワーですよ。びっくりしています。

　小池都知事でなければ、どうなっていたのか。あのまま誰も気付かないまま豊洲市場が始まって、汚染騒ぎになって、また税金を取られてって話になるところを、小池さんは助けてくれましたね。すごいパワーですよ。

　女性１人で変わったわけでしょう。世の男性は考え直さなきゃいかん時代ですよね。あの勇気が男にあるのかと言ったらほとんどないよね。なあなあで長いものに巻かれて、利害関係ばっかりでやってきた男たちに対して、今回の件は、それ見たことかって小気味よいじゃないですか。

　小池さんは学識と経験、その蓄積力を持ってらっしゃる。でも一番大事なのは「自分自身の信念」でしょうね。信念を曲げずに押し通しているのがすごいですね。それには感銘すると同時に、ずっと見ていたいですね、小池さんの都知事を。

　男性は明治、大正、昭和初期に傑出した人物が出てきたじゃないですか。それに代わって、今の時代は女性が出てきた。小池さんはその一つの代表と言って過言でないくらい、都知事としての仕事をスピーディーにやられてますよね。米国の次期大統領もクリントンさんで間違いないだろうし、政界だけでなく財界、文化など各方面でしっかりした女性がどんどん出て来る。時の変化でしょうね。

　女性はまず基本的にまじめだし、誠実で根性があれば能力を発揮できる。それこそ男女差別がなくなる時代がいよいよ来るんでしょうね。だから世の中の変わり目がすごく楽しみですよ、ああいう人たちを見ていると。

　次は東京五輪。名前を挙げちゃいけないけど、“ボス”と言われている人が全部絡んでいるわけだから、問題があればみんな露見しちゃうでしょうね、きっと。そういう男性たちを含め、みんな反省しなきゃいかんでしょうね。なんたって都民の血税でやってるわけだから。その使い道をはっきりしてくれなきゃ、税金払いたくなくなってしまいますよ。

　国も地方も、行政に携わる者はビシッと役目を果たさなきゃいけないという、今回の件は教訓になりました。小池さん、ほんとに、すごいと思います。