スガシカオ 突発性難聴を告白
シンガーソングライター・スガシカオが29日、自身のブログで、1年ほど前から突発性難聴を患っていることを告白した。最近ではエレファントカシマシの宮本浩次が突発性難聴と診断され、ライブ活動を無期限で休止することを発表したばかり。スガは現在ツアー中で、29日も福岡でライブを行っっており、病気と付き合いながら音楽活動を続けていることになる。
スガは、29日夜に更新したブログで「今日はちょっと深刻な告白になってしまいそう…。実は、おれは一年ほど前から『突発性難聴』という耳が聞こえなくなる病気になってしまった。歌手やアーティストがなる病気で、ニュースなどで耳なじみの方もいるかもしれない」と切り出した。
ブログによると、発症したのは、昨年8月に六本木のニコファーレでライブを行った日。数日前から耳鳴りがやまず、マネージャーに相談したという。その後、「怖くなって」医師にみてもらったところ、右耳の突発性難聴と診断された。外傷性ではなく、ストレス性のもので、「最悪の場合、右耳の聴力はある程度あきらめてください」と言われたという。
「原因は、自分的には思い当たる」とつづったスガは、「その頃おれは、所属事務所やメジャーレーベルを卒業して、一人になるための交渉と準備をしていた時期だった。この先一人になって、うまくいくかどうかわからないというものすごい不安と恐怖の壁、色んな重圧、世知辛い現実と人間関係、毎日心をグラグラさせるような出来事ばかりが続いた、そしてそれに連日、追い打ちをかけるようなアルバムプロモーションの激務…」と打ち明けた。
突発性難聴と診断された病院の帰り道、「おれはどうにもならないくらい落ち込んだ。耳は、おれのようなミュージシャンにとっては命だ。これから一人になって、死ぬ気で頑張ろうという時に…なんてことだ」とショックを受けたことを明かしている。
スガは昨年10月、デビュー時から所属していた事務所から独立。メジャーレーベルからも離れた。現在はマネージャー業も自分でやっていることをブログなどで明かしている。