たけし会見中止 欠席の高田文夫に配慮
タレントのビートたけしが21日、東京・有楽町のニッポン放送で「オールナイトニッポン45周年スペシャル『ビートたけしのオールナイトニッポン』」の番組収録を行った。共演予定だった放送作家でタレントの高田文夫は体調不良で欠席したため、たけしが高田の心情に配慮し、収録前に行う予定だった会見をキャンセルする一幕もあった。
高田は昨年4月、心肺機能の疾患で入院し、活動休止したが、同11月からレギュラーのラジオ番組に復帰。現在は月、金の週2回出演しているが、この日は「疲れがたまっている」と急きょ、出演を辞退。関係者は「深刻な事態ではない」と説明している。
1981年から90年まで10年間続いた「オールナイト‐」は、たけしの毒舌トークに、構成作家だった高田が絶妙に合いの手を入れるスタイルが人気で、この日は5年ぶりとなる特別番組の収録。高田は楽しみにしていたという。
それだけに無念さもひとしおのはず。たけしはその心情をおもんばかり、収録前に2人そろって行う予定だった会見を中止した。関係者によれば「高田さん抜きで面白おかしくやることが、余計に無念な思いにさせると、判断したようです」という。
たけしは番組では、毒舌でエールを送った。代役で登場した松村邦洋が「50周年はちゃんとやりましょう」という高田のメッセージを読み上げると、「棺おけに両足入れてるくせに、何言ってんだ」「心臓にぺースメーカー入れているんだから、東京マラソン走っても平気だろ」と病気をネタに爆笑をとった。
番組放送は24日正午から。