昨年のロンドン五輪体操女子代表で、11月に現役続行を表明していた田中理恵(25)=日体大教=が痛みを抱える腰の回復を優先し、今季休養することが8日、分かった。世界選手権(9~10月・アントワープ=ベルギー)代表などの選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権(5月11、12日・国立代々木競技場)にエントリーしないという。
体操ニッポン女子のエースとして臨んだ昨季は、シーズン途中に和歌山北高時代に患った腰椎分離症が再発した。痛みを押して初出場した五輪では団体総合で8位入賞に貢献し、個人総合で16位。五輪後の全日本社会人選手権を腰痛のために欠場した。