落語家の月亭八方（６５）が１４日、大阪市内でトークショーを行い、人間ドックで不整脈が見つかり、医師から「突然死する兆候がある、放っておいてはいけない」と言われていたことを明かした。心臓の動きを２４時間記録する機器を埋め込む手術を来月１日に受ける。

　人生初の人間ドックは息子で落語家の月亭八光（３５）から、６５歳の誕生日プレゼントとして費用を負担され、先週、１泊２日で検査を受けてきたという。「ちょっと聞いたら親孝行かなぁ、思いますやん。それやったら、マンションの頭金や貸した金返せって思い直した」と笑わせた。

　この日は初の自伝「さりとて、落語家」（ヨシモトブックス　税込１５００円）のＰＲイベント。八方は本を片手に、来月受けることになった手術について説明。本に印刷されたバーコードを指しながら、「体内に埋め込む機器は、これぐらい（約３～４センチ）」と話した。手術翌日には退院できるという。

　検査では、大腸ポリープも６つ発見されており、同時に除去されたという。こちらに関しては「良性か悪性か明日（１５日）結果が出ます」と話した。

　八方は悲壮感を漂わせることなく、「近いうちに突然死するかもしれませんから、今日のサインは貴重になるかも」と病気をネタにし、会場を沸かせていた。