山田まりや IBDの闘病秘話明かす

 タレントの山田まりや(33)が19日、東京・六本木の東京ミッドタウン内で行われた、製薬メーカー・アッヴィ主催の「IBDを理解する日制定PRイベント」に参加し、自身がクローン病の疑いありと診断され、闘病していたことを明かした。

 IBDとは、大腸や小腸に原因不明の炎症を起こす難治性の炎症性腸疾患の総称で、潰瘍性大腸炎とクローン病の2つの疾患を指す。この日は欧米23カ国の患者会と世界消化器病学機構が世界会議を行った日ということで、IBDを理解する日に制定された。

 イベントに参加した山田も、10年前に原因不明の嘔吐や発熱、貧血といった症状に悩まされた経験を告白。症状が表れた時が、2カ月間の舞台公演の最中だったこともあり「どうにもならなかった。もだえ苦しんだ」と振り返った。

 医者からはクローン病の疑いありと診断されたものの、5年前から症状が出なくなったことから確定診断には至らなかった。だが「単なる不摂生と言われることもあり、苦しかった。うつのような症状にもなった」と告白。昨年末に念願の男児を出産したが「当時は出産なんてできないと思った。苦しんでいる人がいたらすぐに病院へ行って」と呼びかけた。

 IBDで苦しんだ人の中には、安倍晋三首相もいる。1度目の内閣総理大臣を健康問題を理由に辞任。その後、潰瘍性大腸炎だったことを公表している。山田は「本当に体の自由が利かず、気合で乗り切れるようなものではないので相当おつらかったと思う。1日でも長く落ち着いた症状が続いて国のために頑張って欲しい」とエールを送っていた。

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