安西マリア意識不明の危篤…心筋梗塞で
シングル「涙の太陽」のヒットで知られる往年の人気アイドル歌手、安西マリア(60)が心筋梗塞で倒れ、危篤状態であることが6日、分かった。
関係者によると、安西は2月27日に自宅で倒れ、救急車で都内の病院に緊急搬送された。6日現在、意識はなく、危険な状態が続いているという。
安西は1953年12月16日、東京都出身。73年にエミー・ジャクソンのカバー曲「涙の太陽」でデビューし、第15回日本レコード大賞新人賞を受賞。右手を顔の横でヒラヒラと振るアクションが人気を博した。
その後も故松田優作主演の映画「暴力教室」でヒロインを演じたり、ドラマ「バーディー大作戦」「大江戸捜査網」にレギュラー出演したりするなど、8分の1ドイツの血を引く、彫りの深いルックスとグラマラスな肢体で人気アイドルとして活躍した。
78年に失踪騒動を起こして芸能界から姿を消したが、近年になって再起。都内のライブハウスで自分の曲やオールディーズを歌うライブを週1回開催するほか、2012、13年にヌード写真集を発表したり、テレビ番組で育児、介護、うつとの闘病といった自らの壮絶な人生を明かしたりと、元気だった。