巨泉 がん手術退院日に泥棒騒動

 18日に右の肺がんの摘出手術を受けたタレントの大橋巨泉(81)が23日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」(土曜、前8・30)に電話で生出演した。

 巨泉は退院した22日、自宅に泥棒が入ったが未遂に終わったことや、右肺下葉部分のほか「縦隔(じゅうかく)」と呼ばれる部分にも腫瘍らしきものが見つかったため、同時に切除したことなどを明かした。

 午前11時、巨泉が「元気だよ~」と登場した。17日に都内の病院に入院、18日に手術、22日に退院という経緯を報告後、「(22日の)夜中に泥棒が入った」と明かした。

 23日午前2時ごろに警報が鳴り、台所の網戸が燃えていることを発見。後に巨泉が警察から教えられたところでは、網戸を燃やし、そこから手を突っ込んで鍵を外す窃盗犯の手口があるという。

 巨泉宅の場合は「3重ドアにしておいたから三番目(のドア)が開かない。(犯人が)鍵を火で焼き切ろうとバーナーで火をつけた」ところで警備システムが作動。泥棒は侵入できずに逃げ、巨泉は「(家に)いない時はたくさんあるのに、いる時に来るなって」と苦笑いした。

 退院早々とんだ事件に巻き込まれたが、パーソナリティーの永六輔(82)が「声に力がある」と感心したように、口調は明るい。

 手術について「ステージ1くらいの初期のがんだったらしい。原発性なのか(13年の中咽頭がんの)転移なのか、病理に回して(調べている)」と説明。また「縦隔(両肺の間の、食道や心臓などがある場所)のリンパ節に腫瘍らしきものが見つかって、取っちゃった」と明かした。

 経過は良好なようで「傷は(歌舞伎の)切られ与三というか、(『剣客商売』の)秋山小兵衛に切られた感じ」と軽口をたたきつつ、前日は散歩をしたことやワインで祝杯を挙げたことを報告。「ジジイは悪運が強くてぴんぴんしている」と巨泉節でまとめた。

 6月半ばにはカナダに行き、9月半ばに帰国予定。パーキンソン病と闘う永は「巨泉がうらやましい!」と叫んでいた。

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