根津甚八夫人、闘病の辛い日々を明かす
2010年9月に俳優業からの引退を発表した根津甚八(67)の妻・仁香さん(52)が23日、TBS系情報番組「白熱ライブ ビビット」に出演し、苦悩を告白した。そして「愛してます」と夫への愛を語った。
「うつ」「椎間板症」、まぶたが垂れ下がる奇病「右眼下直筋肥大」による極度の視力低下など次々と病に襲われた根津。車いす生活にもなり、仁香さんは「本当に辛いことばかり私に降りかかってくるような…。なんでこんな人と結婚したんだろうって思ったこともたくさんあった」と振り返った。
根津は俳優一筋で家庭では家庭的なことは何も言わなかった。次々病が襲い、「お互いにできることをやって根津と一生懸命立ち向かってきたので、他のことは思い出せない」と当時を振り返った。
根津は東出昌大(27)主演の映画「GONIN サーガ」(26日公開)に1作限りの復帰を果たした。前作「GONIN」のメーンキャストの1人で、引退から4年経っての出演依頼。「できるか、できないか…でもできるのであればやりたい」と仁香夫人に思いを語り、節目の映画出演50作目に出演した。
結婚して以来「最初で最後」撮影現場に立ち会ったという仁香夫人も、根津の「映画への愛を感じました」といまだ衰え得ぬ俳優魂を感じたという。完成作は「2人で見ました。何か話したわけじゃないんですけど、たぶん同じ気持ち」と言葉には出さなくとも、夫婦の絆を感じた。
また番組には根津も『これまで「俳優・根津甚八」として支えて下さったことをこの場を借りて、心からお礼申し上げます』とメッセージを寄せた。
15歳年下の仁香夫人にはあまりにも多くの苦難が押し寄せ。それでも、今後は「二人で行ったことのない国に行きたい」と笑顔。闘病する夫を「愛しています」ときっぱりと言い切っていた。