前田健、心肺停止状態で救急搬送
ものまね芸人の前田健(44)が24日午後7時過ぎ、東京都新宿区新宿3丁目付近の路上で意識を失って倒れているところを発見され、心肺停止の状態で病院に搬送されたことが25日、分かった。前田は同時刻ごろに、パスタ店にいることをツイート。倒れた現場は同店から30メートルほどしか離れておらず、店を出た直後に体調に異変があったとみられる。
目撃者によると、倒れていることに気づいた学生2人が心臓マッサージを施した。2人は医大生だったという。近くのパチンコ店の店員が店からAEDを持って駆けつけ、処置。しかし、反応は見られなかったという。
119番通報したのは付近の店の店員。救急車が到着するまでに脈をとり、その時はかすかにあったという。しかし、救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられた時には腕がだらりと垂れ下がっていた。前田が倒れていた時には顔のそばに嘔吐(おうと)物とみられるものがあったという。
警視庁によると、トラブルに巻き込まれた形跡はないという。
所属事務所によると、前田は「現在も治療中」だという。
前田は松浦亜弥のものまねで人気を集め、「まえけん」の愛称で親しまれた。同性愛者であることも著書で告白した。
前田は24日にツイッターで、新宿三丁目のパスタ店にいることや、「人はさ、近くの小さな夢と、遠くの大きな夢があったほうがいいね」と意味深につぶやいていた。倒れていたのはこの店から30メートルほど離れた所で、店を出た直後に異変があったとみられる。
現場は新宿3丁目で、伊勢丹百貨店近くの十字路。繁華街であることから普段から人通りは多く、別の目撃者は「酔っぱらいが倒れているのだと思った」と話した。