生稲晃子 乳がん右胸全摘時の日記公開

 乳がんのため右乳房を全摘出し、2015年10月に再建手術を受けていた女優の生稲晃子(47)が13日、乳がんの再発を特集したNHK「あさイチ」(月~金曜、前8時)で闘病の経緯と心境を告白。また当時の日記も公開した。

 現在、イベントなどで啓蒙活動も行っている生稲。「“がん”という二文字は怖い。ただただショックでした」と2011年の最初のがん発見時を振り返った。それでもがんそのものは1センチに満たないものだったため、「治療すれば元気になるだろうと、割と楽観的に考えていた」という。

 ところが1年後右胸に癌が再発。「放射線もやってホルモン剤も飲んで、自分では楽観的に“もう治る”と思っていたのが、再発してしまったのは大きなショックだった」と言葉を詰まらせた。そのときは乳房を温存し腫瘍だけを切除し、ホルモン療法で治療した。そして13年に再度がんが判明し、右乳房を全摘出。

 「2回目の再発の時は、もう自分の中では絶望的でした。再発、転移してしまったら“死”がかなり近づいてしまうとうイメージをずっと持ってたから」と振り返った。そして2014年1月1日の日記を公開した。

 『AM10時。私は1人癌研の1225室にいる。こんなお正月を誰が想像しただろうか。でも失った胸はもう戻ってこない。今ある私の全てでこれから幸せに生きていこう。0時になった瞬間、笑顔になってみた。今も…。2014年頑張る』

 生稲がショックから立ち直れたのは「夫と子供が私の前で普通に生活してくれたから」と感謝。「家に帰れば日常の生活があって…私どうしよう、死んじゃうのかなと落ち込む時間があまりなかったことが、私には良かったような気がする」と振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

病気・けが最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス