松坂桃李主演のドラマ放送延期
日本テレビ系で25日午後9時から放送を予定していた「特別ドラマ企画『リバース~警視庁捜査一課チームZ』」が24日になって、急きょ放送が延期された。放送予定は未定。
日本テレビ広報部は、デイリースポーツの取材に対し、前日になって放送を休止した背景について、「この時期の放送にふさわしくない内容と判断した」と説明した。企業を脅迫する凶悪事件を題材にしており、アルジェリア人質事件に配慮したとみられる。
同ドラマは松坂桃李主演で、映画化も視野に入れた本格的な刑事ドラマ。近年増加する一方の未解決事件をなくすことを目的に警視庁捜査一課に新設された“チームZ”の活躍を描くもの。小型爆弾が仕掛けられる連続企業脅迫事件を扱っていることや、爆弾や身代金などの言葉が登場することなどから、人質事件の被害者や国民感情に配慮して放送休止を決めたとみられる。
25日に放送を予定していたドラマの詳しいストーリーは、大手食品会社の食品に小型爆弾が仕掛けられる事件が続発し、“ばくだん星人”と名乗る犯人が、日本国民1億3千万人を誘拐したと挑発し、3億円の身代金を要求する脅迫文を送ってくる…というものだった。