今月４日に東京都世田谷区上祖師谷の自宅が全焼した俳優・宍戸錠（７９）が１１日、フジテレビ系「知りたがり！」に自宅から中継で生出演し、「老人社会になって、俺に試練を与えたな。よーし、強く生きていくぞ、って気持ち」などと心境を語った。

　まだ焼けこげた臭いが残る自宅で、「２階のあそこに俺の本が置いてあって…」「２階のあっちは（長男で俳優の宍戸）開の部屋があって…」などと、火災現場で“検証”した宍戸。自宅を建て直す気はなく「もうここは高く売りたいやね」と思い出の詰まった土地を売りに出す意向を明かし、「私も７９（歳）ですから、老人社会の見本になるよう、ガンガン働いてね！」と息巻いた。

　一方、２０１０年に亡くなった妻・游子さんが買ってきてくれた焼き物や游子さんとの思い出のアルバムなどが奇跡的に焼け残ったことに「カミさんがよんでるんだね」と寂しげだった。