みのもんた、前言撤回で謝罪も引退否定

 次男が窃盗容疑で逮捕され、TBSの報道番組を降板したタレント・みのもんた(69)が26日、都内で会見を開き、「道義的な親の責任を感じ、一番苦しい道を選びました」と降板理由を語った。

 逮捕直後に「30歳過ぎて独立した人間に対し、親が責任を取るのはどうなのか」と発言し世間の反発を買ったが、この日は一変して謝罪。

 だが「辞めなければ収まらない風潮に僕は感じました」と辞めたくなかった“本音”ものぞかせた。

 大物司会者として、父親として、ケジメをつけた。会見冒頭、みのは無数のフラッシュを浴びながら、報道陣200人に18秒間頭を下げ続けた。

 「どこか子育ての中で間違っていたんじゃないかな。不完全な形で世の中に送り出したのなら、父親としての責任」と謝罪し、かつての「親に責任なし」とした発言を撤回。次男を何度も「バカせがれ」と呼んだ。

降板申し入れ

 25日に、TBSから「みのもんたの朝ズバッ!」など報道2番組の降板が発表された。みのは「活字媒体でみのもんたが個人攻撃になっているので、『朝ズバッ』のタイトルにも傷がつく」とTBSに降板を申し入れたことを告白した。継続出演していたバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」を制作している読売テレビ、ラジオ番組「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」の文化放送にも降板を申し入れたが、慰留されたという。

 「若いころからジャーナリストにあこがれていた」というみの。報道番組のキャスターを務める夢がかなった「朝ズバッ」には並々ならぬ思い入れがあった。「報道番組から降りるのは、私にとって一番苦しくてきつい判断でした。くやしいです」と唇をかみしめた。だが、「オファーがあれば、そのときはもっと厳しくやります」と報道への未練をのぞかせ、引退の意思はないことを強調。文化放送と読売テレビの番組は今後も変わらず出演するという。

 1時間10分に及んだ会見では、昨年亡くなった妻・靖子さんを思い起こす度に涙。次男へのメッセージを求められると、「バカヤロッー!!」と大声を張り上げ、会見を締めくくった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

主要ニュース

ランキング(事件・事故)

話題の写真ランキング

デイリーおすすめアイテム

写真

リアルタイムランキング

注目トピックス