“覚せい剤妻”仁美凌被告に猶予刑
故若山富三郎さんの長男で俳優の夫・若山騎一郎(本名藤原敏章)被告(49)とともに、夫婦で覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた、故上原謙さんの次女で元女優の仁美凌(本名藤原芽英子)被告(33)に、千葉地裁松戸支部は13日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、両被告は昨年11月26日、自宅で、覚せい剤を加熱して気化させ吸引したとしている。裁判官は判決理由で「夫からの誘いを断ってけんかになるのを避けるため、覚せい剤を一緒に使用したという動機に酌むべき点は認められない。規範意識が低下している」と述べた。
仁美被告は公判で「以前は女優をしていたが、今はアルバイトをしている」と話していた。
若山被告も5日の同支部での初公判で起訴内容を認め、検察側は懲役1年6月を求刑している。若山被告の判決は19日。