ふてくされ若山騎一郎被告 懲役1年6月
夫婦で覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた、故若山富三郎さんの長男で俳優若山騎一郎(本名藤原敏章)被告(49)に、千葉地裁松戸支部は19日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
若山被告は、ふてくされたような表情で顔を上げたまま法廷入り。黒の背広姿で、白髪交じりの長髪はしっかりとセットされていた。土屋哲夫裁判官から「覚せい剤に2度と手を出さず、一切手を切って、まともに生活してもらいたい」と言葉をかけられると、うんうんとうなずいた。
裁判官は判決理由を「携帯電話に登録してあった密売人に連絡し、自分で覚せい剤を入手して妻と使用した」と指摘。「覚せい剤への親和性も認められ、刑事責任は軽視できない」と述べた。
妻で故上原謙さんの次女の元女優・仁美凌(本名藤原芽英子)被告(33)も13日に同支部で、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。