ASKA被告 所属事務所から“解雇”
覚せい剤取締法違反容疑(使用)で逮捕・起訴されていた、CHAGE and ASKAのASKA(本名・宮崎重明)被告(56)について、所属事務所のロックダムアーティスツは27日、契約解除を発表した。公式HPで報告された。これにより、チャゲアスの再開は事実上、絶望的となった。チャゲアスのファンクラブも8月末で運営休止となる。
1979年の結成から35周年。数々のヒット曲を発表してきた伝説のユニットの事実上の解散が決まった。
チャゲアスの所属事務所であるロックダム社はこの日、「スタッフ一同、今日まで協議を重ねてまいりましたが、現状のまま運営を継続することは困難との判断からこの結論に至りました」との声明を公式ホームページで発表。Chage(56)との契約は今後も継続し、ASKA被告だけを“クビ”にする決定を下した。
Chageは、ASKAが逮捕された直後の先月18日、広島市内でのファンクラブイベント後に取材に応じ「彼には自分を大事にしてもらいたい」などと発言したが、解散については明言していなかった。一方で、逮捕前から、ASKA被告が薬物に手を染めていたことを認知し、「変なものやめろ」と止め、けんかにもなっていたとの報道もある。捜査の進展から、さまざまな事実が明らかになり、ユニットの再開は不可能と判断したもようだ。
ASKA被告は、この日、自宅で覚せい剤と合成麻薬MDMAを所持したとして、覚せい剤取締法違反と麻薬取締法違反(いずれも所持)の罪で追起訴された。
ASKA被告は計3回逮捕され、知人の栩内香澄美被告(37)と覚せい剤取締法違反(使用)の罪でも起訴されている。地検は別の覚せい剤所持容疑については27日付で不起訴処分とし、「現時点で他に追起訴の予定はない」としている。