ASKA被告にMDMA暴力団幹部逮捕
歌手ASKA(本名宮崎重明)被告(56)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=に合成麻薬MDMAを譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策5課は21日までに、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部安成貴彦容疑者(47)=東京都世田谷区=と、無職柳生雅由容疑者(64)=同新宿区=を逮捕した。
組対5課によると、2人とも「身に覚えがない」などと容疑を否認している。
逮捕容疑は3月24日、目黒区のASKA被告の自宅ガレージで、MDMAの錠剤100錠を、代金50万円で譲り渡した疑い。自宅から約90錠が押収され、残り十数錠はASKA被告が使用したとみられる。
組対5課によると柳生容疑者はASKA被告と約20年前から付き合いがあり、依頼を受けて安成容疑者から薬物を入手していた。