たかじんさん妻代理人 2件の訴訟説明
昨年1月に他界したタレントのやしきたかじんさんの妻・さくらさんが、たかじんさんの弟子の歌手によって名誉を傷つけられたとして1000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が18日、大阪地裁で開かれた。また、さくらさんが、たかじんさんの知人男性に対しても、1000万円の賠償を求める別の訴訟を起こしていることも明らかになった。
訴状では、歌手に関しては昨年11月のネットラジオでの発言で、知人男性に関しては昨年5月から11月にかけてのブログ記述で、さくらさんの名誉を傷つけたとしている。
この日、さくらさん側の代理人弁護士は、さくらさんから昨年11月ごろからネットの中傷的な書き込みなどに関して相談があり、現段階での提訴はこの2件であることを明かした。
歌手のネットラジオの発言に関しては「ご本人(さくらさん)が(発言を)確認され、ご相談が来て、それを元にこちらはやっています」と説明した。
1000万円の額については「気持ちの部分なので。(さくらさんと)話しているなかで出てきただけで、どちらが(額を決めた)というわけではない」とした。
さくらさんが心的ストレスを受けているのかとの問いには「あるでしょうけど、そこに主眼があるわけでない」と話した。
さくらさんに対しては、昨夏ごろから週刊誌などでも厳しい記述があるとの質問には「我々はご依頼いただいたものについて対応してゆくので、直接的に裁判をやってくれとまでは言われてない」と説明した。
今後、新たに訴訟を起こす可能性については「どうするか決まっていません。必要があれば増えることもあるでしょう」と述べた。