ラグビー元代表大八木氏との法廷対決求める
元ラグビー日本代表の大八木淳史氏(54)が理事長を務める学校法人・芦屋学園に対して、同学園の図書館事務長・稲田信行氏が芦屋学園中学・高校の教頭としての地位確認を求めている民事訴訟で25日、双方代理人が出席して弁論準備(非公開)が神戸地裁尼崎支部で行われた。
終了後、取材に応じた原告・稲田氏の代理人を務める臼山正人弁護士は「原告が労働組合に加入していることを理由に学校の職務から違法に外された」と争点を説明。大八木氏が原告に対して「組合に属しているなら教頭職はない」と発言したとしており、臼山氏は「結局、適材適所で移したという理由ではないはず」と主張した。
次回弁論準備は来年1月25日に行われ、大八木氏側には発言の認否と事実の場合は発言理由の説明を求めている。臼山氏は「そこまでいくと、あとは言った、言わないの問題。お互いの言い分が違うなら、普通は本人尋問になるのでは」と、次々回には稲田氏と大八木氏による法廷での“直接対決”を想定していた。