モデルで歌手の土屋アンナ（３１）が主演舞台「誓い～奇跡のシンガー」の稽古に参加せず公演が中止になったとして、演出家の甲斐智陽氏と製作会社が約３０００万円の損害賠償を請求した民事訴訟の判決で東京地裁は２５日、甲斐氏側の請求を棄却した。また甲斐氏の楽曲「ＡＮＮＡ」の歌詞が名誉毀損（きそん）にあたると土屋側が反訴した件については訴えを認め、甲斐氏に３３万円の支払いを命じた。土屋は夜になって報道陣の取材に応じ、甲斐氏側が控訴しないことを求めた。一問一答全文を（上）（下）にまとめた。以下は（下）。

　－今後は甲斐さんと、どう付き合っていく。

　「どういう風に付き合っていきたい？舞台を作る方なので、同じ畑でやっていくと思うんですよ。多くの人に見せていくんだろうなと思うので、これからも頑張っていってほしいなと正直に思います」

　－甲斐さんから出演オファーがあったら？

　「基本、自分は音楽を頑張っていきたいと思うし、自分が生きてて手引き出しになることをしたい。人に自分のアーティスト部分を見せるのが好きなので、そのときになってみないと（分からない）。そのときかな」

　－つらかったことは

　「つらかったのは法廷に初めて行ったときかな。自分が人生で経験すると思わなかったから。あとは家族かな。自分がテレビ出てるとき、おばあちゃんが『見ないようにしている』と（言っているのを）聞いて、わー、ごめんなさいって」

　－離婚、判決と続いた。

　「みんなに『１月濃いね』って言われる。あ、ちょっと待ってね（子供からのメールに対応）」

　－甲斐さんは「このまんまじゃ終わらないぞ」と言っているが、返す言葉は。

　「何を言葉で返すか…返したら、また返ってくると思うので。だんまりしときます」（子供から電話）

　－最後にファンに一言。

　「（裁判が）今回で終わるってことを願っている。２年間って間、いいも悪いも、いろんなことが流れていって、いろんなことを思わせてごめんなさい。ご迷惑かけたので、申し訳なかったです。この世界が好きで、笑ってくれたり、面白いなって思ってくれたらいいなと思って（これからも）やっていくので応援お願いします」