土屋アンナ、公式サイトで結審報告
演出家の甲斐智陽氏と製作会社が約3000万円の損害賠償を請求した民事訴訟で25日に勝訴したモデルで歌手の土屋アンナ(31)が27日、公式サイトでファンに結審報告した。
土屋はコメントの形で「もうニュースで知っていると思うけど、一昨日裁判が結審しました」と報告した。
「勝訴」の文字は使わず、また詳しい内容、いきさつにも触れなかったが「2年半にもわたる長い間、本当に心配をかけてしまったけど、みんなからの温かい励ましの言葉が支えになりました。これからも今まで以上に頑張るので、応援よろしく!」と見守ったファンに感謝した。
土屋は主演舞台「誓い~奇跡のシンガー」の稽古に参加せず公演が中止になったとして、甲斐氏らから損害賠償請求訴訟を起こされたが、東京地裁は甲斐氏側の請求を棄却した。また甲斐氏がネット上で発表した楽曲「ANNA」の歌詞が名誉毀損にあたると土屋側が反訴した件については訴えを認め、甲斐氏に33万円の支払いを命じた。甲斐氏は出廷したが、土屋は姿を見せなかった。
完全勝訴した夜、土屋は自宅近くの公園で取材に応じ、判決までの2年半について「長かった」などと話したが、甲斐氏に対しては「(何か言葉を)返すと、また返ってくるから。ダンマリです」と勝利コメントは出さなかった。