キムタクの“プライスレス”はSMAP
SMAPの木村拓哉(39)が11日、都内で、フジテレビ系主演ドラマ「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」(22日スタート、月曜、後9・00)の制作発表に出席した。約2年ぶりの月9で極貧男を演じる木村は、ドラマのタイトルに引っ掛けて自身の“プライスレス”を「SMAP」と明かした。共演のKis‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔(25)は、事務所の先輩・木村と携帯電話の番号を交換したことを挙げた。
木村の“お金で買えない価値”は、1991年のCDデビューから約21年、苦楽をともにしたメンバーだった。
この日は、今月3日にリニューアルオープンしたばかりの東京ステーションホテルで会見。自身の主演ドラマが同所の開業後初の会見となり、“プライスレス”な雰囲気の中、木村は価値あるものに「愛情、家族、人との出会いもそうでしょう」と切り出し、中でも大事なものとして「自分の中で、これかなと思うのは、SMAPです」と仲間との絆を挙げた。
9月10日から始まった撮影も“プライスレス”だ。演出を手掛ける鈴木雅之氏(54)と職人気質のスタッフがこだわりにこだわって撮影を進めており、現在も第1話の収録中。22日放送に向けチーム一丸で奮闘する木村は「OKテイクは、プライスレスだと思ってます」とニヤリ。時間と闘いながらも2010年「月の恋人~Moon Lovers~」以来2年ぶり9度目となる月9主演に手応えを見せた。
事務所の後輩への気遣いも見せている。今作で初共演する藤ヶ谷の緊張をほぐそうと、現場で電話番号を交換。あこがれの大先輩と“メル友”になった藤ヶ谷は「一文一文、気をつけて打ってます。『僕も木村さんみたいに自分を強く持っている方になりたい』とメールしたら、木村さんから『いや、お前はもう、すでに持ってんじゃねえか』と返ってきました」と興奮ぎみに明かした。
後輩とのコンビも高めた木村が共演者とともに、価値ある作品を作り上げていく。