WBC 最長試合の裏でテレ朝も“猛攻”
8日のWBC2次ラウンド・台湾戦で、延長10回、4時間37分の死闘の末、4‐3で勝利を手にした侍JAPAN。日本代表史上最長試合、今大会最も盛り上がった試合の裏で、テレビ放送ではうれしい悲鳴!? 中継したテレビ朝日は、「報道ステーション」を超短縮版で放送し、8日が最終回のはずだったドラマ「信長のシェフ」を次週15日の放送に延期する“緊急措置”をとった。
「信長のシェフ」の最終回では、瑤子(香椎由宇)と帝の前で、料理対決をすることになったケン(玉森裕太)が、「自分が負けたら織田信長(及川光博)はここで死ぬのか?」と戸惑い、瑤子に再会してしまったことも重なり、「自分はこの時代にいるべきじゃない。この時代の人間ではない自分と瑤子が歴史を変えるようなことをしていいのか」と悩み始める‐という内容だった。
最終回が次週に放送延期となる異例の事態となったが、同局は、9日、想定内での対応と説明。一方、インターネット上では、熱心なドラマのファンから、最終回が延期になったことを残念がる声もあがっていた。
1次ラウンドでは、テレビ朝日が中継した2日のブラジル戦が3時間20分で、平均視聴率25・4%。同じくテレ朝が中継した3日の中国戦は2時間57分で23・2%。2次ラウンド進出が決まっていた6日のキューバ戦(TBSが中継)が3時間39分で22・8%を記録。8日の試合の視聴率は週明けの11日に判明するが、壮絶な大逆転劇とあって、高視聴率が予想される。
視聴率の数字はビデオリサーチ調べ。関東地区。