東山紀之、本格社会派ドラマに初挑戦!
少年隊の東山紀之(46)が本格的な社会派ドラマに初挑戦することが9日、分かった。
大手電機メーカーの下請け中小企業を舞台に、内部告発を題材にしたNHK総合の「七つの会議」(7月13日スタート。土曜、後9・00)で、東山がNHK総合のドラマに主演するのは93年の大河ドラマ「琉球の風」以来。知られざる会社の深層に迫り、巨悪と立ち向かう平凡な営業課長を演じる。
会社勤めは未経験の東山が、サラリーマン役で企業サスペンスに挑む。新ジャンル挑戦に、東山は「これほどまで本格的な社会派ドラマに出演するのは初めてですので、今まで以上に役と真しに向き合い、説得力と重みを持たせた骨太なドラマにしていければ」と意気込んだ。
「七つの会議」は、「下町ロケット」で知られる直木賞作家・池井戸潤氏の同名小説のドラマ化。東山は、穏やかな性格で思いがけない状況に右往左往する営業課長・原島万二役を演じ、前課長の不可解な更迭の裏側を探っていく。役柄に合わせて髪形も変え、平凡なサラリーマンに“変身”するという。
NHKの谷口卓敬プロデューサーは「サラリーマンを東山さんに演じていただくことがとても新鮮だと思った」と、起用理由を説明。背広を着た東山を主人公にしたいという制作サイドの希望が実り、“サラリーマン・ヒガシ”が実現した。
東山は現在、BSプレミアムで放送中のドラマ「大岡越前」で主演しているが、NHK総合での主演は20年ぶり。今月下旬のクランクインを前に「混濁した社会の中、自らの意志で人生を選択していく主人公の生き方と人間としての強さ、僕なりの覚悟を持って表現していければ」と、芯(しん)の通った社会派ドラマを作り上げることを誓った。