赤西仁、条件付きで芸能活動を再開

 元KAT‐TUNの歌手・赤西仁(28)が23日、約1年5カ月ぶりに芸能活動を再開することを発表。8月7日に自身が作詞・作曲したシングル「HEY WHAT’S UP?」を発売する。

 ただ、新曲発売後の活動は白紙。女優・黒木メイサ(25)との結婚を事後報告した“前歴”があるだけに、所属事務所は、再びトラブルを起こした場合には解雇の可能性も示唆。赤西は、まさに“背水の仁”で復帰の第一歩を踏み出す。

 ジャニーズ事務所の厳しい監視のもと、再始動することになった赤西は、「いろいろとご心配をお掛けしてきましたが、こうして新曲をリリースすることになりました。活動休止期間中も作曲活動はずっと続けていましたので、この日が来るのを待ち遠しく思っていました」と報告した。

 昨年3月7日に発売したアルバム「JAPONICANA」以来、1年5カ月ぶりに発売する復帰シングルは、赤西自身が書き下ろした夏ソング。11年11月に全米デビューするなど、これまでは世界を意識して英語詞をつづってきたが、今回は、11年12月28日に発売した「SEASONS」以来1年8カ月ぶりに日本語の詞をつけた。

 ボサボサの髪に無精ひげ、手にタバコを持った今月中旬の収録写真を公開した赤西は「長い間、僕の復帰を待ってくださっていたファンの皆さんにも喜んでもらえるような、アップテンポの明るいダンスチューンにしたく、心を込めて作りました」とコメント。世界よりも、まずは国内の失地回復に務める覚悟だ。

 赤西は12年2月、黒木メイサとの結婚を事務所に事後報告したことで、内定していた連続ドラマの主演を降板、全国ツアーが中止になるなど“ペナルティー”を課せられ、謹慎状態になっていた。

 活動再開は、休業中の生活態度や音楽への真摯な姿勢が評価されたこともあるが、レコード会社との契約で一定期間内にCD発売を義務づけられていることが要因の一つとみられている。

 事務所によると、今回の発売は、今後の活動に向けての試金石になるという。世間に受け入れられることを期待する一方で、再びトラブルを起こすようなら解雇も含めた厳しい処分が検討されることになる。

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