中居 絵本のシナリオ執筆&読み聞かせ
SMAPの中居正広(40)が絵本のシナリオを初めて手がけたことが31日、分かった。作品は中居が主演したTBS系ドラマ「ATARU」の主人公・チョコザイ(アタル)と女の子を描いた「シャボンだまのきせき」(27日発売、角川書店刊)で、読み聞かせCDもついている。中居はチョコザイの声を担当し、絵本の読み聞かせにも初挑戦する。絵本に登場する女の子役は女優の堀北真希(24)が担当している。
グループとしてはもちろん、司会業、俳優業とマルチに活躍する中居が、絵本のシナリオ執筆で新たな才能を開花させた。中居は「ピュアで純粋な作品に仕上がっていて、微力で不器用ながら、文も作らせていただきました。ぜひとも小さなお子さまに見ていただきたいです」と胸を張った。
「ATARU」はサヴァン症候群で特殊な能力を秘めた青年・チョコザイの活躍を描いたミステリーで、昨年4月に連ドラで放送。今年1月にはスペシャルドラマに、さらに映画化も決定した人気作。絵本は、映画「劇場版ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐」(9月14日公開)に先駆け、スピンオフ作品として制作が決まった。
絵本はチョコザイと女の子の出会いを通じて、「大切な人はいつでもそばにいてくれている」というメッセージを込めたハートウォーミングな内容。中居が「N.マッピー」名義で、チョコザイをイメージして作詞したというSMAPの曲「ねぇ…」をベースに、中居がスタッフと話し合いを重ね、シナリオを書き上げた。絵はイラストレーターのKOKOSACが手がけている。
絵本は読み聞かせCD付き。映画でも共演した女優・堀北とともに、優しい口調で物語を読み進めている。堀北とのコラボで届ける会心作に、中居は「この絵本を手に映画館にも足を運んでいただければ」と、絵本の人気が映画ヒットにもつながることを願っていた。