人気グループ、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅの佐藤勝利（１６）がドラマに初主演することが１日、分かった。

　作品は１０月５日スタートの日本テレビ連続ドラマ「４９」（関東ローカル　土曜、深夜０・５０）で、ヒットメーカーの脚本家・野島伸司氏（５０）が手がけたオリジナルの学園ラブストーリー。ドラマ出演３作目で大役を担う佐藤が、野島氏との初タッグで華々しく主演デビューを飾る。

　佐藤は野島氏との初コラボでのドラマ初主演を「新境地開拓」と位置づけた。

　野島氏といえば「１０１回目のプロポーズ」（１９９１年）「高校教師」（９３年）「ひとつ屋根の下」（同）などを手がけたヒットメーカー。ジャニーズ事務所所属のタレントが出演したドラマにも数多くかかわっており、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ出演の「人間・失格～たとえばぼくが死んだら」（９４年）、ＳＭＡＰの香取慎吾（３６）出演の「未成年」（９５年）、同じく木村拓哉（４０）主演の「プライド」（２００４年）などを書き上げている。

　ジャニーズと野島氏という“勝利の方程式”で挑む新作は、引きこもりがちな高校１年生・加賀美暖（かがみ・だん）が４９日間限定で父親の魂を宿したことで、頭脳明晰（めいせき）、スポーツ万能の男に変身する学園ラブストーリー。学園ものに初挑戦する佐藤は、１６歳の等身大の暖と、父親の魂を宿した大人の暖をセクシーに演じ分ける。

　佐藤は「内容を読んだときからすごくいいと思って、心の中でガッツポーズしました。ストーリーもすごく凝っていて、見ていて本当にいろんな感情を持てる。食い入るように見られるドラマになる」と、９月中旬のクランクインを前に“勝利宣言”。日本テレビの植野浩之プロデューサーは佐藤を「稀有（けう）な少年」と絶賛し「野島さんと佐藤勝利くん、最強の布陣」と、大きな期待を寄せている。

　「４９」が放送されるのは、若手ジャニーズタレントが主演する“ジャニーズ枠”。Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅの中島健人（１９）主演「ＢＡＤ　ＢＯＹＳ　Ｊ」（１３年４月～）、Ｋｉｓ‐Ｍｙ‐Ｆｔ２の藤ヶ谷太輔（２６）主演「仮面ティーチャー」（同７月～）に続く。中島の主演が決まった時、佐藤は「（自分は）まだなのかな？」と思ったという。今回の決定はジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長（８１）から資料を渡され知ったといい「うれしい！という気持ちが強かった」と喜びいっぱい。共演はジャニーズＪｒ．や、佐藤の母親役の女優・紺野まひる（３６）ら。