今井翼は求道者、山田洋次監督が絶賛
映画監督の山田洋次氏(82)が23日、演出を手掛ける舞台「さらば八月の大地」(東京・新橋演舞場 11月1~25日)の製作発表を都内で行い、出演の今井翼(31)に期待を寄せた。
今井と仕事をするのは初めてという山田監督だが、スペイン文化特使として活躍するニュースなどを見ていたといい、「僕の目から見ると求道者。(高倉)健さんだって、木村拓哉君だってそうだった」とストイックな姿勢と才能を絶賛した。
歌舞伎俳優・中村勘九郎(31)主演の舞台は、太平洋戦争中の満州映画協会撮影所で映画作りに励む人々の、国境を越えた友情を描く。
山田監督から役の心情について“演技指導”を受けた撮影助手役の今井は、「現代の日中の関係においても強いメッセージを放つ」と舞台が友好の架け橋となることを願った。
また、山田監督は2020年東京五輪の記録映画製作への興味を問われると「全然ない。(64年東京五輪のドキュメンタリー映画を撮った)市川(崑)さんみたいな才能はない」と苦笑い。今井は、「開会式の演出をやってほしい方が2人いる。山田さんとジャニー(喜多川)さん」と話していた。