タモリが明かす SMAPの特異性
SMAPの特番「開局55周年特別番組SMAP GO!GO!」が30日、フジテレビ系で午後7時から放送され、タモリが『SMAPと他のアイドルグループとの違い』を語った。
SMAPは1988年に結成。91年9月に「Can,t Stop!!‐LOVING‐」でCDデビューした。当時は音楽番組が激減した時代。SMAPはほかのアイドルグループのように、歌番組で歌う機会に恵まれず、ならば、とバラエティやドラマで自分たちを成長させていく道を進み、個々の能力やキャラクターを開花させ、成功につながった。
フジテレビ系「笑っていいとも!」では、94年4月に中居正広と香取慎吾が、95年10月に草なぎ剛がレギュラーの座をつかんだ。
「いいとも」司会者で、SMAPの成長を間近で見守ってきたタモリは「SMAPと他のアイドルグループはどこが違うかというと、それまでのアイドルはドラマをやっても、成功はしてないんですね。バラエティをやっても成功はしてないんですね。アイドルグループがドラマとかバラエティで成功したのはSMAPが最初なんですね。そのことが、SMAPが特異なことなんです」と証言した。
香取が「いいとも」に初めてレギュラーとして登場したのは17歳、中居は21歳だった。タモリは「『笑っていいとも!』に来た初期の事なんですけども、呆然としてましたね」と当時の2人の様子を述懐。「考えてみれば当然のことなんですよね。これだけ当時の一流の人達が何人もいる生放送の番組で、香取なんか高校生ですからね。それが『さあ自由にやりなさい』って言って、やれますか?高校生が。やれないですよね」と当時を懐かしみ、微笑みながら振り返った。
現在のSMAPについて「それから20年たって、今では他の番組で堂々とやって、仕切ってる姿を見てると、ふと昔のこと、思い出すんですね。『いいとも』に出てきたころに。はあ~、こんなにやっぱり人間は成長していくんだな、と思って感心してますね」と最大級の賛辞を送っていた。