香取慎吾 号泣「なんで終わるんです」

 フジテレビ系「笑っていいとも!」が31日、32年の歴史に幕を下ろし、同日午後8時から「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号」が生放送された。番組後半からは、歴代レギュラー陣がタモリに感謝のスピーチ。17歳から20年間、レギュラーを務めているSMAPの香取慎吾は、「何で終わるんですか」とさまざまな思い出がつまった番組と、尊敬するタモリとの別れに号泣した。

 「いいとも」と共に歩み、4月でちょうど20年になる香取。「SMAPでも辛かったり苦しかったりしたことがあって。そんな時に『笑っていいとも!』って(手を突き出して)言うのが、辛い苦しい時もあったんだけど、やってみると笑ったりして…」と振り返り、「本当にありがとうございました」と感謝した。

 タモリには一度も怒られたことがない、と振り返り、97、98年ごろに番組に15分ほど遅刻したことがあったことを告白。「ぼくひどかった。でも(番組)終わって謝りに行った時も『ああ~、分かった』って怒られませんでした。信じられません」と話すと、それまでこらえていた涙があふれ出て、「そもそもタモリさん、何で終わるんですか」とすすり泣いた。

 香取は「ずっと背中を見ていた」と話し、「タモリさん、これからも、辛かった時、苦しかった時、笑ってもいいかな?」と涙で声を震わせながら語りかけると、タモリはサングラスの奥に光るものを見せながら、温和な笑顔で「いいとも!」と返した。

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