ＪＲＡのＣＭソングを手掛けた人気グループ・ＴＯＫＩＯが１日、東京競馬場で行われたＧ１「第８１回日本ダービー」のプレゼンターを務め、ボーカルの長瀬智也（３５）がレース前に自身初となる国歌を独唱した。メンバーの山口達也（４２）がデビュー曲「ＬＯＶＥ　ＹＯＵ　ＯＮＬＹ」のオンリーにちなみ、１着となったワンアンドオンリーを単勝で買い、見事“ＴＯＫＩＯ馬券”をゲットした。

　約１４万人の地鳴りのような歓声に５人は胸を熱くした。９月にデビュー２０周年を迎える５人はモーニング姿でレース場に登場。国歌独唱を行った長瀬は「ぶっつけ本番。緊張した」。松岡昌宏（３７）は「特別なお祭り。幸せですよね」とホースマンの夢舞台体感に感激した。

　ファンとしてもダービーを楽しんだ。「名前が近いからね」とデビュー曲にちなみ、１着のワンアンドオンリーを見事に的中。“ＴＯＫＩＯ馬券”として単勝１万円を買った山口は５万６０００円をゲット。また、９月２日の誕生日にちなみ(2)を単勝１万円で購入した国分は、皐月賞に続き、「２戦２勝ですね」とホクホク顔だった。

　ＴＯＫＩＯはこれまで、アイドルの枠を超えて数々の企画に挑んできた。「ダービー馬育成企画がふられたら？」と質問されたが、さすがに松岡は「断ります。プロに任せます。３６５日、北海道にいなきゃならない」とダービーに敬意を表し、“開拓精神”を封印した。

　また、今年の日本テレビ系「２４時間テレビ」でチャリティーマラソンランナーを務める城島茂（４３）は「刺激を受けましたね。武道館でメンバーから『ホースかれ様』（お疲れ様）と言われたい」とダジャレを交えながら、決意を新たにしていた。