岡田准一 日本アカデミーでW受賞
第38回日本アカデミー賞の優秀賞発表会見が14日、都内で開かれ、V6の岡田准一(34)が「永遠の0」で優秀主演男優賞と、「蜩ノ記」で優秀助演男優賞をダブル受賞した。ジャニーズ勢の受賞は初めて。吉永小百合(69)主演の「ふしぎな岬の物語」が最多13部門を受賞。西田敏行(67)と真木よう子(32)が司会を務めた。2月27日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で授賞式が行われる。
岡田の胸にあったのは、映画への“感謝”だった。会見では所属のジャニーズ事務所が代弁する形でコメントを発表した。
「これまで弊社の中で最多20本の映画に出演させていただき、映画に育てていただいた俳優と言っても過言ではありません。このたび優秀賞を授与したいとのご連絡をいただき、授賞式のスケジュール調整もつきましたので、受賞させていただくこととなりました」
“育ての親”への思いがにじんだ。
ジャニーズのタレントとしては初受賞。06年には「武士の一分」で優秀主演男優賞に選ばれたSMAPの木村拓哉(42)が、日本アカデミー賞史上初めて受賞を辞退している。
当時、同事務所は「優秀賞のほかのみなさんと最優秀賞を競わせたくない」と説明。事務所の方針として映画のみならず日本レコード大賞も91年から撤退しており、いわゆる“賞レース”には消極的な姿勢を貫いてきた。今後も今までと同様の方針を続けるという。
なお、阿部寛(50)もW受賞となっている。