嵐・二宮 吉永小百合の息子役で初共演
中咽頭(いんとう)がんのため療養していた音楽家の坂本龍一(63)が、女優・吉永小百合(70)主演で山田洋次監督(83)がメガホンを取った映画「母と暮せば」(12月12日公開)の劇中音楽を手がけ、仕事復帰することが2日、分かった。坂本と親交のあった吉永が橋渡し役となり、山田監督との初タッグが実現。山田監督の「男はつらいよ」シリーズの大ファンという坂本は「この2人に何かを頼まれて断れる日本人がいるでしょうか」とユーモラスにコメントした。
映画は、終戦から3年後の長崎が舞台。作家の井上ひさしさんが、広島を舞台に描いた「父と暮せば」の対となる作品で、配給の松竹120周年記念作品として製作される。助産婦(吉永)の前に、原爆で亡くなったはずの息子が幽霊となって現れるところから始まる山田監督初のファンタジー。息子役を嵐の二宮和也(32)が務め、吉永と初共演にして親子役を演じることでも話題を呼んでいる。