つんく♂、TOKIOの思いやり明かす
喉頭ガンのため声帯を摘出した音楽プロデューサーのつんく♂が12日、TBS系「白熱ライブ ビビット」で、TOKIOの国分太一と対談、新たな人生を歩む後押しをしてくれたのがTOKIOだったことを明かした。
この日の対談は、つんく♂が声帯を摘出したと発表して約1年が経過し、TOKIOに思いを伝えたいということから実現した。つんく♂は2000年にTOKIOをプロデュースして以来、メンバーとの親交を深めてきた。
声帯摘出手術直後は食事もうまく取れない上、これまで手がけてきたアイドルプロデュースの契約も切れ、「精神的にも不安定な状態に」なっていたという。そんな状態の頃、TOKIOとホームパーティーを開催し、全員でミニライブを行った。
久々にギターを手に演奏したつんく♂は「声を失ったことで演奏とかもうないって決めつけていたから、この日をきっかけにこんなこと、あんなことやれるなと思った」「いろんなきっかけを作ってくれたのがあの日の会やったんよ」と感謝。この日の感動が近畿大入学式での声帯摘出発表につながったという。
対談途中、国分が「なんでこんな強いんだろう。人前では絶対泣かない。でも泣きたいときもあったと思う」と大粒の涙を流す場面も。「あのパーティーの裏にこんな思いがあったんだ、それが近大の入学式につながっていったんだというのを今回初めてわかった」とコメントした。横にいた真矢ミキも涙ぐんでいた。